奈良① 奈良晒(ならさらし)

 京都で丹後ちりめんを見たあとに奈良晒を見ると、なんだか不思議な気持ちになる。

派手な柄もない。

華やかな色もない。

ただ白い。

でも、その白さに長い歴史が詰まっている。

奈良晒とは

奈良で作られてきた麻布で、室町時代から続く伝統を持つ。江戸時代には「高級白布」として武士や町人に広く愛用された。

特徴は、とにかく白いこと。

麻を丁寧にさらし、清潔感のある美しい白へ仕上げる。その白さは当時かなり高級品だったらしい。

着物というより、手ぬぐい・蚊帳・暖簾・茶道具まわり。そうした暮らしの布としても活躍してきた。

今回の旅で見てきた絣や木綿が「柄を楽しむ布」なら、奈良晒は「余白を楽しむ布」。主張は少ない。でも無いと困る。・・そんな存在だ。


個人的には、奈良の寺社や古い町並みによく似ている気がする。

派手ではない。けれど、長く見ているとだんだん好きになる。

もし自分が使うなら


奈良ホテル、以前泊まったが素敵だったな。また行きたいw

【旅のひとこと】

派手さを削ぎ落とした先にある、美しい白。

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