投稿

第0回 織物と染物の違い

イメージ
 ここに来て、織物と染め物について俄然気になってきた。 工芸品は染織り混じり合ったものも多いが…今んとこ、全部織物巡ってないか? 未だ、染めと織物についてよく理解してない私。これを機に、旅しながら何か感じてみようかな。 …てことで、急遽旅コンセプト追加! 先ず織物巡りで北上し、帰りは染め物巡って南下しよう。その後はまた考えるとする。 以上、旅の寄り道でした。

鹿児島① 大島紬

イメージ
脳内日本縦断⭐︎和装具編。 沖縄県を離れまして、 鹿児島① 大島紬(おおしまつむぎ)上陸です。 まず「あー、高級着物ね。」 ・・ところが調べ始めると、急に変な方向へ行く。 第一印象 高級着物。 ・・・と思ったら、泥で染めるらしい。 え?泥?ってなるよね。知ってたけど、毎回思う。そして指宿の泥で蒸される温泉思い出す(めっちゃ暑い) どこのもの? 主に奄美大島。 鹿児島県だけど、感覚としては島文化。沖縄編からの流れが自然。 歴史 1300年以上とも言われる。長い。しかも昔は庶民の普段着。今は高級品。・・ここ面白い。 大島紬って何? まず絹。ここ重要。 今まで、芭蕉布:植物、宮古上布:植物だったが 大島紬:絹。急に艶が出るw 面白ポイント① 泥染め。大島紬最大のポイント。 テーチ木で染める→ 泥に入れる→ また泥→ また染める。 ・・意味が分からない。でもその結果、あの独特な黒・茶・焦茶になる。 面白ポイント② 軽い。見た目重そうだが、実際は軽い。ここ素敵だなーと思う。 面白ポイント③ 艶。 宮古上布が風なら、大島紬は影。 光が当たると静かに艶が出る。派手じゃない。でも深い。 現在の流通 高級。とても高級。でも中古市場も活発。着物好きの憧れ枠。 手触り妄想 さらさら。でも頼れる。革製品みたい。使い込むほど好きになる感じ。 私ならこう使う 来た、これ絶対好き。焦茶・黒・泥色。帯は生成り。籠じゃない、革バッグ。 草履も濃茶。アクセサリー最小。 朝。奄美の森、木、泥、染め工房を堪能。(着物は脱いでw) 昼は・・鶏飯食べようか。午後、昼寝w。暑いとこでは昼寝しなきゃね。 夕方、黒糖焼酎。夜、本読む。 今日の一言 風の次に出会ったのは泥だった。 しかもこのツヤ感・色合い・・好きすぎる。どうしても欲しくなった。

沖縄④ 宮古上布(みやこじょうふ)

イメージ
第一印象 着物好きがみんな知ってる・・らしい。 でも私は思った。上布って何? どこのもの? 宮古島。沖縄本島よりさらに南、海が綺麗なところ。 でも今回は海じゃない。布を訪ねてる。 歴史 めちゃくちゃ古い。琉球王国時代には、王府への貢納品だった。 つまり。王様に納めるレベル。 首里織が王都の布なら、宮古上布は王様に献上する布。・・強い! 宮古上布って何? 実は、麻。植物・・また植物w でも芭蕉布とは違う。 芭蕉布:糸芭蕉 宮古上布:苧麻(ちょま)・・別の植物である。 面白ポイント① めちゃくちゃ細い、糸が細い。とにかく細い。 だから軽い。だから涼しい。 面白ポイント② 透け感が美しい。画像を検索してみると分かる。 見せる透け感。いやらしくない。風の透け感。 面白ポイント③ 気が遠くなるような糸づくり→ 絣括り→ 染め→ 織り。 全部やる。正気じゃない行程に感じる・・だから高い。 現在の流通 高い。以上w いや本当に、工芸展クラス。中古でも高い。新品はもっと高い。 手触り妄想 麻。でもゴワゴワじゃない。空気のよう。 なんか、着る扇風機みたい。 私ならこう使う 今回は主役を作らない。宮古上布そのものを楽しむ。 生成り。薄灰。淡い藍。帯も主張しない。 籠バッグ。草履。 ・・終了。盛らない。 朝。宮古島で風を感じる。・・終了。 いや本当に。今回は観光じゃない「風を感じる回」。 昼、島そば。 午後、昼寝。 夕方、ビール。 最高。 今日の一言 芭蕉布で植物に辿り着いた。 宮古上布では風に辿り着いた。「風が通る布」 なのでサンプル集も、柄一覧より 透け感 生成り 淡い藍 光 を並べた方が絶対それっぽい。 そしてね。 ここまで来ると沖縄編の流れが綺麗。 南風原花織=柄 首里織=王都 芭蕉布=植物 宮古上布=風 なんかもう、工芸品というより詩になってきたかもしれない。

沖縄③ 芭蕉布(ばしょうふ)

イメージ
第一印象 バナナ? 正直、名前だけ聞いた時はそう思った。 ところが調べると、バナナの仲間ではあるが、食べるためじゃない。 布にするための植物。・・どういうことなん? どこのもの? 沖縄本島北部。 特に「大宜味村」周辺が有名。海より山のイメージ。 歴史 めちゃくちゃ古い。琉球王国以前から使われていたとも言われる。 つまり、王様より先輩。 芭蕉布って何? まず植物を育てる→ 繊維を取る→ 糸にする→ 織る→ 布になる。 おかしい。 普通は、蚕とか綿とか麻が原料のイメージだが・・芭蕉布は植物の茎。意味分からん。 面白ポイント① 軽い。ものすごく軽い。風が通る。沖縄の夏対策として生まれた感ある。 面白ポイント② 涼しそう。写真見てるだけで風が吹いてる。 首里織が「品」なら、芭蕉布は「風」。そんな感じ。 面白ポイント③ 材料が見える、ここが好き。織物なのに、植物感が残る。 家づくりで言うと、無垢材みたいな感じ。素材の存在感。 現在の流通 超希少。普通に高い。職人さんも少ない。手間がえぐい。 だから、実物見るだけでも価値ある。 手触り妄想 麻に近そう。でも麻より柔らかそう。カラッとしてそう。夏の夕方の風みたい。 私ならこう使う 今回は帯じゃない、着物そのもの。生成りで自然色。 帯は焦茶。籠バッグ。草履も素朴。アクセサリー無し。むしろ何も足したくない。 朝。大宜味村。・・植物を見る。布を見る。 昼。沖縄そば。また食う。 午後。海。・・ではなく、木陰。風を感じる。 夕方。オリオンビール。終了。 今日の一言 王国の布を見ていたら、植物に辿り着いた。 南風原花織→ 柄が主役 首里織→ 色が主役 芭蕉布→ 質感が主役 だからサンプル集も、柄見本より「植物の繊維・生成り色・風が通る感じ」をイメージした方が面白いと思う。

沖縄本島② 首里織(しゅりおり)

イメージ
 次は、名前からして強そうな「首里織」いってみよう。 南風原花織が「かわいい」なら、首里織は「品がある」。 どこのもの? 首里:首里城のある地域。 つまり。琉球王国の中心地。沖縄の京都みたいな場所。 歴史 もともと王族や士族のための織物。 南風原花織も王国文化の流れを受けるけど、首里織はさらに本丸。王都の布。 首里織って何? 実は「首里織」という一枚岩じゃない。 首里織の中に 花倉織 道屯織 花織 絣 など色々いる。つまり「首里織」は一族名。その中に有名人がたくさんいる感じだ。 面白ポイント① 沖縄なのに都会的。 沖縄工芸って聞くと、素朴なイメージ。でも首里織は違う。洗練。 なんか、ホテルのラウンジ感。 面白ポイント② 色が綺麗。南風原花織が生成りや草木色なら、首里織は藍・紫・黄・朱が映える。 これが王都感か? 面白ポイント③ 帯がめちゃくちゃおしゃれ。これ、先生帯候補その②。 一見地味。でも近くで見ると織りがすごい。 現在の流通 普通に買える。でも高級帯になると結構なお値段。 工芸展や呉服店でよく見かける。 手触り妄想 南風原花織より少しキリッとしてそう。でも西陣みたいな緊張感じゃない。風通し良さそう。・・沖縄育ちだからかな。 私ならこう使う 今回は逆。 着物を遊ばない。帯を主役にする。濃紺・藍・灰紫・・そんな首里織帯。 着物は無地感ある紬。バッグは籐。草履は焦茶。 首里城周辺の朝。古い石畳を歩く。 昼、沖縄そば(また!)午後は、染織館プラついて・・夕方、カフェ。 夜、泡盛。・・やっぱり観光しないんかいw 今日の一言 沖縄の織物は南国ではなく、王国だった。 今回の見どころは、南風原花織との比較。 南風原花織→ 可愛い 首里織→ 凛としてる この対比。「沖縄県編」が急に面白くなった!

脳内日本縦断⭐︎和装具編 INDEX

イメージ
 唐突に「 脳内日本縦断⭐︎和装具編」てのをはじめてみることにした。 ・・理由ですか? よくわかりません。 とりあえず、南から攻めてみることにする。 沖縄本島① 南風原花織(はえばるはなおり) 沖縄本島② 首里織(しゅりおり) 沖縄③ 芭蕉布(ばしょうふ) 沖縄④ 宮古上布(みやこじょうふ) 鹿児島① 大島紬 ・・AI作成の、ちょっと恥ずかしいキャッチ画像w ↑

沖縄本島① 南風原花織(はえばるはなおり)

イメージ
第一印象 沖縄って海とTシャツのイメージだった。・・和装しとる人っておるんか? でもよく考えたら、昔沖縄にいった時、可愛い絞り染めみたいな浴衣買ってだいぶ愛用してたんだった。 そして、着付け教室の先生が、涼しげでおしゃれな帯してて「沖縄の〜織で・・」ってお話されとるな。あれ、何だろう? ってことで、唐突に「脳内日本縦断⭐︎和装具をめぐる旅」をはじめてみた次第です。 まず最初は、「南風原花織(はえばるはなおり)」っていうのを調べてみようか。 どこのもの? 沖縄本島南部は南風原町。那覇のすぐ近く。首里城文化圏。 歴史 もともとは琉球王国時代、王族や士族向けの織物文化だった。その流れを受け継いでいる。つまり、農村の素朴な布というより、ちょっと都会的な布。 花織って何? 布の表面に、小さな花みたいな模様が浮き上がる。 刺繍じゃない。織り。ここ面白いな。 普通の織物は平らだが、花織はぽこぽこ立体感がある。だから遠目はシンプルでも近づくと可愛い。 面白ポイント① デザインが、北欧っぽいw 沖縄伝統工芸なのに、色合わせや柄の出方が妙に現代インテリアに合う。 面白ポイント② 帯向き。着物より帯で見かけることが多い。 だから、着付けの先生が持ってる可能性もかなりある。 面白ポイント③ 意外と普段着向き、超フォーマルじゃない。 だから、紬・木綿・デニム着物なんかとも相性いい。 現在の流通 普通に買える。ただし量産品ではない。 新品の帯だと数万円〜十数万円。作家物はもっと。 手触り妄想 私は触ってないが、見た感じキリッとした博多帯より柔らかそう。 なんというか、沖縄の風が通りそう🤣 私ならこう使う 生成り系の紬。帯だけ南風原花織。草履は焦茶。籠バッグ。アクセントに珊瑚色。 ・・これで市場歩きたいw ランチにソーキそば食べて〜(汁飛ぶかな)。あとは・・暑いからホテル避難。 夕方、器屋ぶらついて。夜は、泡盛&島豆腐と海ぶどう。・・涼しげ! 今日の一言 沖縄って和装する人おるん?と思っていたら、先生の帯候補に出会った。 次は・・読谷山花織や首里織、見にいってみようか?