投稿

脳内日本縦断⭐︎布の旅 INDEX

イメージ
 唐突に「 脳内日本縦断⭐︎布の旅」てのをはじめてみることにした。 ・・理由ですか? よくわかりません。 とりあえず、南から攻めてみることにする。 沖縄本島① 南風原花織(はえばるはなおり) |沖縄の北欧デザイン 沖縄本島② 首里織(しゅりおり) | 琉球王国の都会派 沖縄③ 芭蕉布(ばしょうふ) | 風を着る布 沖縄④ 宮古上布(みやこじょうふ) |透ける夏の最高峰 鹿児島① 大島紬 |世界三大織物の貫禄と艶 第0回 織物と染物の違い |旅のコンセプト追加 鹿児島② 薩摩絣(さつまがすり) | 居酒屋が似合う普段着 熊本① 肥後絣(ひごがすり) | 地元で飲みに行く日の着物 福岡① 久留米絣(くるめがすり) | 可愛いが止まらない絣 佐賀① 佐賀錦(さがにしき ) |マツケンサンバ案件 福岡② 博多織 |屋台で飲むための帯 広島① 備後絣(びんごがすり) |働き者のデニム先輩 愛媛① 伊予絣 |休日に着たい絣 徳島① 阿波しじら織 |湯上がりの最終兵器 香川① 保多織(ぼたおり) |帰ってきた布 鳥取① 弓浜絣(ゆみはまがすり) |素朴さがいちばん難しい 岡山① 備前絣 |暮らしに馴染む藍 兵庫① 播州織 |色で遊ぶ布 滋賀① 近江上布 |風を着る夏 京都① 丹後ちりめん |着物界の名脇役 大阪① 和泉木綿 |商店街を歩く普段着 奈良① 奈良晒 |余白を楽しむ布 三重① 松阪木綿 |江戸の洒落者は縞を着る

三重① 松阪木綿

イメージ
 ではでは。次はお伊勢さん近くに行ってみようか。 松阪木綿の 特徴 縞!!  以上。いや本当に。 でもその縞が、江戸の人に大流行した。 今見ると「地味だな」なんだけど、当時は「めちゃくちゃ洒落者」だったらしい。 なんかね。 今まで見てきた絣達が「布好きの世界」なら、 松阪木綿は「ファッションの世界」なんよ。 「江戸の洒落者は縞を着る」 タイムスリップしちゃったわー。 現代版は、ゆっくり探っていくとこにしよw 私も縞は大好物!

奈良① 奈良晒(ならさらし)

イメージ
 京都で丹後ちりめんを見たあとに奈良晒を見ると、なんだか不思議な気持ちになる。 派手な柄もない。 華やかな色もない。 ただ白い。 でも、その白さに長い歴史が詰まっている。 奈良晒とは 奈良で作られてきた麻布で、室町時代から続く伝統を持つ。江戸時代には「高級白布」として武士や町人に広く愛用された。 特徴は、とにかく白いこと。 麻を丁寧にさらし、清潔感のある美しい白へ仕上げる。その白さは当時かなり高級品だったらしい。 着物というより、手ぬぐい・蚊帳・暖簾・茶道具まわり。そうした暮らしの布としても活躍してきた。 今回の旅で見てきた絣や木綿が「柄を楽しむ布」なら、奈良晒は「余白を楽しむ布」。主張は少ない。でも無いと困る。・・そんな存在だ。 個人的には、奈良の寺社や古い町並みによく似ている気がする。 派手ではない。けれど、長く見ているとだんだん好きになる。 もし自分が使うなら 奈良ホテル、以前泊まったが素敵だったな。また行きたいw 【旅のひとこと】 派手さを削ぎ落とした先にある、美しい白。

大阪① 和泉木綿(いずみもめん)

イメージ
 京都で丹後ちりめんを見たあとに和泉木綿を見ると、 なんだかホッとする。 絹じゃない。高級でもない。・・暮らしに近い、そんな布。 どこのもの? 大阪府南部は和泉地方。現在の堺市や岸和田市周辺。 昔から木綿の産地として栄えた。 歴史 江戸時代、綿花栽培が盛んだった大阪。その流れの中で発展したのが和泉木綿。 当時の庶民の日常着。 特徴 丈夫。洗える。使いやすい。豪華さより実用性、毎日着るための布。 お客さん来る、料理作る、飲む、笑う。そんな日に着る着物。 柄のイメージ 縞。格子。無地・・比較的シンプル。 飾るというより使う。そんな雰囲気。 私ならこう着たい 手触り妄想 さら。しっかり。 気を遣わない。畳に座れる。洗濯したくなる。 旅の感想 派手な布ではない。でも。こういう布があるから、着物が日常に戻ってくる気がする。 絣が「旅の普段着」なら、和泉木綿は 「暮らしの普段着」 そんな存在かもしれない。

京都① 丹後ちりめん(たんごちりめん)

イメージ
 播州織で色遊びを楽しみ、近江上布で風を着たあとに出会ったのは・・丹後ちりめん。 名前はよく聞くけれど、正直なところ最初は「高級そうな布」という程度の印象だった。 どこで作られる? 丹後ちりめんは京都府北部の丹後地方で作られる絹織物。 江戸時代から続く日本を代表する着物地のひとつで、約300年の歴史を持つ。 特徴 生地表面に現れる細かな「シボ(凹凸)」。 この独特の凹凸によって光がやわらかく反射し、上品な艶が生まれる。手に取ると、ふわりとした弾力も感じられる。 今まで見てきた絣や木綿が「柄を楽しむ布」だとしたら、丹後ちりめんは「染めを美しく見せるための布」。 着物の主役というより、名脇役なのかもしれない。 流通 訪問着、付下げ、色無地、小紋など、多くの着物の土台として使われており、知らないうちに目にしていることも多い。 第一印象は地味。でも調べるほどに面白い。派手な柄がなくても、生地そのものに品がある。 もし私が選ぶなら 今回の旅で感じたのは、「布そのものが美しい」という世界の存在。丹後ちりめんは、絣や木綿とはまた違う、日本の着物文化の奥深さを教えてくれる布だった。 【旅のひとこと】 派手さではなく、品格で勝負する布。

滋賀① 近江上布(おうみじょうふ)

イメージ
第一印象 涼しそう。美しい・・ いや、見た瞬間それ。派手じゃない。でも、暑い日に触りたい。 どこのもの? 滋賀、琵琶湖のある県。近江商人で有名だけど、実は麻織物の名産地でもある。 歴史 室町時代にはすでに存在。400年以上続く麻織物・・かなりの古参です。 近江上布って何? 麻の織物。そして、夏専用。・・ここ重要。 面白ポイント① 風が通る布。 宮古上布、芭蕉布が好きだった人は、たぶん好き。 生地が軽い。さらさらと風が抜ける。私もだいぶ好き。 面白ポイント② シンプルなのに美しい。遠目では分からないが、寄るとめちゃ綺麗。 面白ポイント③ 派手ではないが、品がある。 夏のお茶会。美術館。観劇。・・そういう場所に似合う。 現在の流通 今も生産されている。ただし大量生産ではない。着物好きの憧れ。 手触り妄想 しゃりっ。さらっ。肌にくっつかない。夏の高級シーツみたい。 私ならこう着たい 今日の一言 着飾るためじゃなく、涼しく美しく過ごすための布。 今までの旅との比較 宮古上布→ 南国の風 阿波しじら織→ 湯上がり 播州織→ 色遊び 近江上布→ お作法の夏・・そんな 涼しい美人枠 の布でした。

兵庫① 播州織(ばんしゅうおり)

イメージ
 絣の旅を続けていたら、急に雰囲気の違う布に出会った。 兵庫県の播州織。 藍染や絣の世界とは少し違い、色やチェック柄を楽しむ布らしい。 歴史 播州織の歴史は約220年。 兵庫県西脇市を中心に発展した織物で、「先染め織物」として知られている。 先に糸を染めてから織ることで、色の美しいチェックや縞模様が生まれる。 特徴 ・チェック柄が豊富 ・色使いが自由 ・やわらかく軽い ・シャツやワンピースにも使われる ・雑貨との相性も良い 今まで見てきた絣が「働き者の普段着」だとしたら、播州織は「色を楽しむ普段着」という印象。 第一印象 なんだか北欧雑貨みたい。 着物というより、シャツやストールやバッグを作りたくなる。布屋さんで延々と生地を眺めてしまいそうだ。 私ならこう使う 旅のひとこと 絣を追いかけていたはずなのに、急に「布そのもののデザイン沼」に引きずり込まれた。 危険な布である。