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山形① 紅花染(べにばなぞめ)|花びらから生まれる紅

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次は、馴染み深い「紅色」いってみましょうか。 ① 紅花が山形の特産になった理由 → 最上川の舟運で京都へ運ばれ、大きな産業になった。 ② なぜ高価だった? → 花びら一枚から採れる赤色素はごくわずか。だから口紅(紅)にも使われた。 ③ 「紅」は女性の憧れ 着物だけじゃない。紅差し。口紅。染物。日本人の「赤」の美意識。 🎨旅で集める、日本の色  No.004 紅花色(べにばないろ) 黄色い花から生まれる、やわらかな紅。 花びら一枚から採れる赤い色素はごくわずかで、昔はとても貴重でした。 着物だけでなく、口紅(紅)にも使われ、「憧れの赤」として大切にされてきました。 産地:山形県 染料:紅花の花びら 感じたこと:花がくれた、小さな奇跡

岩手① 紫根染(しこんぞめ)|紫は、憧れの色

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 「紫」は昔、日本で最も高貴な色の一つだった。 その美しい紫を生み出すのが、紫草(ムラサキ)という植物の根。だから「紫根染」。 紫根染の面白いところは・・ ① 根しか使えない 花じゃない。葉でもない。 根。 しかも数年育てて、やっと根が染料になる。 ② 掘ったら終わり 根を採る→終了、また最初から育てる。藍みたいに毎年葉を収穫できない。 ③ 栽培が難しい 暑すぎてもダメ。湿気も苦手。連作も苦手。病気にも弱い。だから今でも栽培農家は本当に少ない。 昔はどうしてた? 需要は当然高かった。だから朝廷や寺社が 紫草を保護 したり、 栽培を奨励したりしていた。 飛鳥・奈良・平安時代には、紫は特別な色だったから。 岩手とのつながり 岩手県の 紫波町 は、その名の由来の一説にも紫草が関係するといわれるほど、紫草との縁が深い地域。現在も保存・復活の取り組みが続けられていて、「幻の染料」を守ろうとしている地域なのだ。 🎨 旅で集める、日本の色。 No.003 紫紺(しこん) 深く静かな紫。 昔は身分の高い人しか身につけられないほど貴重な色だった。 産地:岩手県 染料:紫草(ムラサキ)の根 感じたこと:手に入らないからこそ、人はこの色に憧れた。

青森① 藍とこぎん|暮らしに残る藍

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「藍染」が主役ではなく、「藍の布」が主役 江戸時代、徳島産の「藍」が全国へ広がった。 青森の厳しい冬では、丈夫な木綿の藍染布が日常着として使われ、その布を何年も着続けた。 擦り切れた部分には白い木綿糸で刺し子を施し、丈夫にしながら美しく生まれ変わらせた。 それが こぎん刺し 。 つまり、藍があったから、こぎん刺しが生まれた。とも言える。 なぜ藍色だった? 昔の農民は麻しか着ることを許されない時代が長く、木綿は貴重品だった。 手に入れた木綿は大切に使い続ける。 藍で染めることで、 虫よけ・ 防臭・ 布を長持ちさせる  という実用性もあった。 だから藍は、おしゃれというより 暮らしの知恵 だった。 暮らしが生んだ美 こぎん刺しの幾何学模様は、もともと布を補強するための刺し子。 けれど、その繰り返される模様は、今では世界中で愛されるデザインになっている。 美しさは、贅沢からではなく、 工夫の積み重ね から生まれた。 北海道のアイヌ文様と、青森のこぎん刺し。 直接つながる文化ではないようだが、どちらも北国の暮らしから生まれた幾何学の美しさに、何か共通するものを感じた。 🎨 旅で集める、日本の色。 No.002 藍色(あいいろ) 深く静かな青。 青森では、この色は「おしゃれ」ではなく、毎日の仕事着の色だった。 寒さに耐え、長く着続けた布だからこそ、こぎん刺しの白がよく映える。 産地:青森 色:藍色 感じたこと:暮らしを支えた青は、静かだけれど力強い。

脳内日本縦断⭐︎布の旅 INDEX

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 唐突に「 脳内日本縦断⭐︎布の旅」てのをはじめてみることにした。 ・・理由ですか? よくわかりません。 とりあえず、南から攻めてみることにする。 布の旅|織物編 沖縄本島① 南風原花織(はえばるはなおり) |沖縄の北欧デザイン 沖縄本島② 首里織(しゅりおり) | 琉球王国の都会派 沖縄③ 芭蕉布(ばしょうふ) | 風を着る布 沖縄④ 宮古上布(みやこじょうふ) |透ける夏の最高峰 鹿児島① 大島紬 |世界三大織物の貫禄と艶、紬界のエリート 第0回 織物と染物の違い |旅のコンセプト追加 鹿児島② 薩摩絣(さつまがすり) | 居酒屋が似合う普段着 熊本① 肥後絣(ひごがすり) | 地元で飲みに行く日の着物 福岡① 久留米絣(くるめがすり) | 可愛いが止まらない絣 佐賀① 佐賀錦(さがにしき ) |マツケンサンバ案件 福岡② 博多織 |屋台で飲むための帯 広島① 備後絣(びんごがすり) |働き者のデニム先輩 愛媛① 伊予絣 | 休日に着たい絣 徳島① 阿波しじら織 |湯上がりの最終兵器 香川① 保多織(ぼたおり) |帰ってきた布 鳥取① 弓浜絣(ゆみはまがすり) |素朴さがいちばん難しい 岡山① 備前絣 |暮らしに馴染む藍 兵庫① 播州織 |色で遊ぶ布 滋賀① 近江上布 |風を着る夏 京都① 丹後ちりめん |着物界の名脇役 大阪① 和泉木綿 |商店街を歩く普段着 奈良① 奈良晒 |余白を楽しむ布 三重① 松阪木綿 |江戸の洒落者は縞を着る 三重② 伊勢木綿 |神宮の国の普段着 岐阜① 郡上紬(ぐじょうつむぎ) |里山が育てた絹 石川① 牛首紬(うしくびつむぎ) |三代着られる絹 新潟① 塩沢紬(しおざわつむぎ) |風をまとう絹 新潟② 小千谷縮(おぢやちぢみ) |雪が育てた夏 新潟③ 越後上布 |麻の最高峰 新潟④ 十日町紬 |雪国が育てた暮らしの絹 山形① 米沢紬 |武士が育てた雪国の織物 福島① 会津木綿(あいづもめん) |雪国が育てた日常着 岩手① 南部裂織 |布を最後まで生かす知恵 栃木① 足利銘...

北海道① 草木染め|森がくれた色

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 さてさて! いよいよ「脳内日本縦断⭐︎布の旅」、折り返して染め物編へ突入だ。・・なんか緊張するw 当初の予定通り、北海道から南下したいんだが・・こう「白い布を染める」って決まった感じの「The 染め物」が見当たらず。 でもこれは残したい!と思ったのがこちら。 植物の息吹を感じるようで、沁みるように「いいなあ」と思った。 煮出す工程の鍋の素材でも、色合いがすごく変わるらしいのだ。趣深い。 この「染め物編」の旅、デザインも楽しみだが「色」もすごく楽しみになってきた。 さあ、新しい章が始まった。 🎨旅で集める、日本の色  No.001 白樺色(しらかばいろ) 北海道の森を歩くと出会う白樺。真っ白ではなく、少し灰色を帯びたやさしい色。 草木染めでは、白樺の樹皮や葉から、自然ならではの穏やかな色合いが生まれます。 産地:北海道 染料:白樺 感じたこと:森の静けさを、そのまま色にしたよう。

20260707コーデ|ひっそり七夕風味

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 たまたま、着付け教室の日が七夕だった。 ・・って、私は次着る着物のセットは前回教室の日にセットし、箪笥バックへしまっている。なんで、故意ではないが(数回休んでるので、別日に着るはずだったセット) ・ラベンダー色の絽(ポリ) ・夏帯じゃないが....ざっくり織の茶色帯 ・自作帯揚げ(グレージュ) ・草色の夏用帯締め ・帯締めに合わせたハンカチと扇子 箪笥バックを開けた瞬間、「お、ちょっと七夕風味w」と笑った。あ、グリーンアクセントのあたりが、ね。タオルまでわざわざ一緒にセットしてた。 =教室メモ= 80代なのに若々しい先生は、よく和装グッズを下さる。今日も素敵な絞りのハンカチをいただいた。・・色がオシャレ、可愛い。有松絞りって、こんなツヤツヤしたのもあるんだなー。 もう一人の先生が見せてくださった「雨の日の草履カバー」。これくらい深いデザインだとちょっとやそっとじゃ濡れないらしい。草履って結構厚底だしね。 なんか、芸が細かい作りで感心し、写真撮らせていただいた。メモメモ。

北海道① 二風谷アットゥㇱ(にぶたにあっとぅし)|祈りをまとう布

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 銘仙で寄り道したが、いよいよ北海道。脳内日本縦断の織物編、ラストである。 まず「かっこよ!」と痺れた。欲しいデザイン満載じゃないか。 ものすごく欲しくなる。 アイヌ文様に込められた「祈り」 アイヌ文様は、ただ美しく飾るための模様では内容だ。一つひとつの文様には、家族や暮らしを守る願いが込められているのだと。 🌀 モレウ(渦巻き) 生命の力や自然の循環を表す文様。渦には悪いものを巻き込み、近づけないという願いも込められている。 ✦ アイウシ(トゲ) トゲのように鋭い形で、災いや悪いものを追い払う魔除けの文様。衣服の袖口や襟元など、外と接する場所によく使われる。 🌿 シク(目・まなざし) 見守る目を表す文様。家族や暮らしを見守り、安全を願う意味があると伝えられている。 ※アイヌ文様にはこのほかにも多くの種類があり、意味や呼び名は地域や作り手によって受け継がれ方が異なる。 昔の人にとって衣服は、寒さをしのぐだけの道具ではなかった。だからアイヌの布は、 柄をまとうのではなく、願いをまとう布 だったのだ。 欲しいなあ(繰り返すw) 今でも工房が散在するようだ。チェックしてみなければならない。